月別アーカイブ: 2015年11月

☆★☆ 『糖尿病』に効果があるお灸のツボ ☆★☆

~ 化膿しやすくなっている糖尿病の方にこそ、ペットボトル温灸がおすすめです ~

はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
    「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも「ペットボトルして、して~ (o^^o)」とおねだりされます♪
今回は、そのペットボトル温灸を使った『糖尿病』に効果のあるツボをご紹介いたします。
なお、鍼灸治療と併用することをオススメいたします。

糖尿病の方は、化膿しやすく、普通のお灸では無理な場合があります。しかし、ペットボトル温灸はマイルドな熱さであるので、化膿させる心配がありません。温度調節も簡単なので、安心してご自宅で行えることができます。

脾の臓は、人体の中心に位置し、気血陰陽循環の中枢であります。脾経の働きが弱まると、代謝機能が低下し、他の臓腑に影響を与えます。まずは、脾の働きを調整するために、脾経の「太白」「地機」「脾兪」を温め、お腹の中心である「中脘」を温めるとより効果があります。
また、糖尿病で腎の働きが弱ることも多いですから、「腎兪」も温めましょう。

  ☆特効穴 : 太白、地機、脾兪、中脘
  ★常用穴 : 腎兪

『ペットボトル温灸』の特徴は、
 ①火を使わない
 ②煙が出ない
 ③どの部位でも一人でできる
 ④簡単に温める場所を変えられる
 ⑤広範囲を温められる
 ⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使うお灸に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。

そうはいっても、いきなりペットボトル温灸をするのは不安と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、ぜひ、当院へ。
当院では、誰でもマスター「ペットボトル温灸教室」も開催しております。
一緒に楽しくワクワクと、温灸マスターになりましょう(o^^o)

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      <ペットボトル温灸> 
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。

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▲▽▲ 一人一人の体質と食材の相性 『りんご』編 ▲▽▲ 

冬によく食べる果物といったら、リンゴ(*^O^*)
僕は、ムシャムシャ丸かじりしてます(笑)

今回は、『りんご』についてのお話しです。
りんごの原産地は、中央アジアで、四千年ほど前からヨーロッパに伝わり、江戸時代に中国を経て日本に。そして、明治に西洋種が入り、品種改良して今に至ります。

それでは、中医栄養学と現代栄養学、それそれからみた作用をあげてみます。

中医栄養学からみた作用
 ・唾液などの分泌を促進し、肺を養い機能を回復する。
 ・熱を収め、イライラを解消。
 ・食欲を促し、二日酔いを解消。

現代栄養学からみた作用
 ・コレステロール値の降下作用。
 ・整腸作用
 ・利尿作用

リンゴの寒熱性は、「涼性」に近い「平性」であり、「潤性」の特性もあるので、「陰虚」で微熱のある方には非常にオススメです。胃腸が弱っている「気血両虚」の方は、リンゴを食べ過ぎるとリンゴ酸などの刺激により胃腸の粘膜を傷つける可能性が高まるので、控えめにしましょう。「涼性」の作用も少しあるので、「陽虚」の方も控えめに。リンゴの調整作用は消化不良のある「食積痰湿」の方や、「肝陽亢進」で高血圧の方にもオススメです。

リンゴは、その昔、「百果ノ王様」と呼ばれ、色も味も香りも良く、体を養い、陰陽バランスのとれた食べ物です。上手に、食べて、美味しい人生を~(o^^o)