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◆◇◆ 夏に冷やした胃腸をそろそろ温めましょう ◆◇◆

日ましに秋めくこのごろ、皆さま、体調は大丈夫ですか。そろそろ、夏のお疲れが身体に出始めるころです。

今回は、たまには鍼灸師らしく食べ物について語ります(笑)

子供が大好きなジュース、一般に冷蔵庫に保存されており、子供が帰宅すると直ぐに冷蔵庫を開け、キンキンに冷えたジュースをゴクゴク飲むという光景が思い浮かばれます。特に夏の暑い日は一気に飲みたいものです。

しかし、夏は発汗や体温調整のために血液は他の季節よりも体表に流れており、胃腸には血液が少なくなって、虚血状態になりやすいです。この状態で、冷たい物を大量に飲むと、さらに胃腸の粘膜を薄くさせ、粘膜の炎症を引き起こしやすくし、胃の痛み、食欲不振、口内炎などの症状が現れます。

僕も子供の頃の夏には、冷たい麦茶をガブ飲みし、よく口内炎を起こしてました(^^;)

子供の胃腸は、食べ物の消化吸収だけではなく、ビタミン合成や免疫力をつけるため、発育のために重要な役割を果たします。これからの季節、ますます寒くなってきます。夏で冷やした胃腸に、ますます冷えが入る可能性があります。
胃腸が冷えると、発育に不利になるので、冷やさないように心がけましょう。
一番よいのは、お白湯を飲ますことですが、まず子供は飲みませんからね。
夜寝るときは窓をしめるとか、腹巻きをさせるとかで大丈夫です。

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お土産物の入れ物を『はこ灸』として、こさえました!

先日、患者様から、六花亭のお土産をいただきました。う~ん、めちゃくちゃ美味しかったです。思わず、舌が落ちちゃいましたね~(笑)

そして、食べ終わり、入れ物を捨てようとしたのですが、折角のいただき物。このまま、捨てるのは勿体ないと思い、どんな形でもよいので残したいと考えていました。そこで、思い浮かんだのが、『はこ灸』!!!

     「そうだ、はこ灸として、生まれ変わってもらおう!」

六花亭の入れ物にちょいと一工夫して、オリジナルはこ灸をこさえました。
用意したのは、①茶こし、②アルミテープのみ。共に、100円ショップで購入。材料費は、216円也。 
六花亭の入れ物の底を切り抜いて、内側をアルミテープで貼り付けて、茶こしをはめて、完成♪
作業時間、10分ほど。

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早速、自分のお腹で実験開始!
はじめは全く熱くなかったのですが、3~4分後には絶えられないくらい熱くなってきました。そこで、茶こしをいじって、もぐさの高さ調整。少し高くしました。
今度は、いい感じにホカホカ温かいです。しかも、今までのはこ灸の半分くらいのモグサで、同じ熱量を与えられる。すごく燃費のよい代物になりました。 
柄もカワイイので、これなら、お子様にも使えそうです(*^_^*)

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これからは、『夏の冷え症』の季節。大活躍していただきましょう(*^O^*)

☆★☆ 『子宮内膜炎』に効果があるお灸のツボ ☆★☆

~ 卵巣や子宮の機能を高め、改善を目指しましょう ~

はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
     「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも 「ペットボトルして、して~ (o^^o)」 とおねだりされます♪
今回は、そのペットボトル温灸を使った『子宮内膜炎』にお悩みの女性にオススメするツボをご紹介いたします。

子宮内膜炎とは、子宮の内側を覆っている「子宮内膜」の炎症です。子宮内膜炎が起きる原因は主に細菌の感染で、子宮の入り口から入り込み感染することがほとんどですが、リンパ液や血液、腹腔内からの感染もみられます。
まずは、卵巣や子宮の機能を高めるためによく効くのが、仙骨部の「八髎穴」です。ここを日頃から温めておくと安産にもつながります。また、卵巣機能を高めるためにも、おへその下の「関元」を温めるとよく効きます。また、婦人科疾患の原因の一つに身体の冷えが少なからず関係しています。足の内くるぶしの上にある「三陰交」で冷え対策をいたしましょう。腰部を温めるのに腰の「腎兪」も効果があります。身体の芯を温めて、細菌の感染から守りましょう!

  ☆特効穴 : 八髎穴、関元
  ★常用穴 : 三陰交、腎兪

『ペットボトル温灸』の特徴は、
  ①火を使わない
  ②煙が出ない
  ③どの部位でも一人でできる
  ④簡単に温める場所を変えられる
  ⑤広範囲を温められる
  ⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使う「せんねん灸」に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。

ツボの位置は、人によってそれぞれ微妙に違います。
しかし、ペットボトル温灸は、コロコロと熱を当てる場所を自由に動かせるので、だいたいの位置で大丈夫です。
もし、「私、もっとお灸の効果を高めたい♪」と思われましたのなら、ぜひ当院へお越し下さい。
より正確な位置、あなたに合ったポイントを教えますよ。
一緒に楽しくツボの位置を確認しましょう(o^^o)

次のテーマは、『痛風』対策のお灸です♪

 

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          <ペットボトル温灸①> 
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。

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          <ペットボトル温灸②> 
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。

☆★☆ 『冷え症』に効くお灸のツボ ☆★☆

~ お腹を温め、手足の血行をよくして冷えを改善 ~

はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
    「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも「ペットボトルして、して~ (o^^o)」とおねだりされます♪
今回は、そのペットボトル温灸を使った『冷え症』にオススメするツボをご紹介いたします。

夏でも手足が冷える。お布団に入っても足が冷たくて眠れない。こうした冷えは、東洋医学では気血の巡りが滞ったり、不足が原因と考えます。
足裏にある「湧泉」は、生命エネルギーのとなる気が「泉のように湧き出る」ツボで、足を温めて血行をよくします。「三陰交」は女性の万能ツボで、とくに足やお腹の冷えに効きます。下腹部にある「気海」は、気にすごく関わるツボで冷えによく効くツボです。仙骨部の「八髎穴」も下腹部の血行を促し、冷えを緩和します。お腹全体を温めるために「中脘」も使います。背中にある「膈兪」「肝兪」「腎兪」も冷えの改善に役立ちます。

これらにお灸をし身体を温め、日常生活で冷やさない工夫をこらして、冷えを改善していきましょう(^O^)

  ☆特効穴:湧泉、中脘
  ★常用穴:三陰交、気海、八髎穴、膈兪、肝兪、腎兪

『ペットボトル温灸』の特徴は、
 ①火を使わない
 ②煙が出ない
 ③どの部位でも一人でできる
 ④簡単に温める場所を変えられる
 ⑤広範囲を温められる
 ⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使うお灸に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。 

そうはいっても、いきなりペットボトル温灸をするのは不安と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、ぜひ、当院へ。
当院では、誰でもマスター「ペットボトル温灸教室」も開催しております。
一緒に楽しくワクワクと、温灸マスターになりましょう(o^^o)

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      <<ペットボトル温灸①>>

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      <<ペットボトル温灸②>>

☆★☆ 冬の『飲み物は常温で飲んでます♪』にご注意あれ ☆★☆

患者様に、
   「冷えた飲み物は、よく飲まれますか?」
と、お聴きするとこう答えられます。
   「はい、大丈夫です。常温で飲んでますから♪」

はい、そこが落とし穴です(^^)
常温というと、時々『常温保存』の温度で答えられている方がいらっしゃいます。

厚生労働省の「常温保存可能品に関する運用上の注意」では「常温とは、外気温を超え ない温度」とされています。この感覚で、『常温』というお返事をされている方がおられます。
それ自体、特に問題はありません。

が、しかしです。
冬の場合、常温だと、飲み物の温度は20℃もないです。
そして、ここが重要です。
腸の温度は、だいたい38℃くらいです。
間違いなく、この温度で飲まれたら、内臓を冷やしてしまいます。
内臓を冷やさないためには、最低でも40℃くらいの温度が必要です。
温めようとするなら、せめて50℃くらいは欲しいです。

ちなみに、一般的に、お味噌汁を美味しく感じる温度は65℃くらい。
猫舌の方で、55℃くらい。
アツアツがお好きな方で、75℃くらい。
と、言われています。

40℃だと、お風呂では少し熱いほうかもしれませんが、口に入れるなら「ぬる目の温度」です(*^_^*)
胃腸に快適な温度の飲み物で、春が来るのを楽しく待ちたいですね♪♪♪

オススメは、65℃くらいのお白湯です。