~ 温灸の心は、母心。親子でスキンシップしながら体質改善を ~
はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも「ペットボトルして、して~ (o^^o)」とおねだりされます♪
今回は、『小児喘息』にオススメするペットボトル温灸法をご紹介いたします。
アレルギー体質の子供になりやすい病気で、生活の環境を大きく受けます。また、遺伝的要因も大きいです。アレルゲンにもよりますが季節の変わり目にも出やすいです。発作が起こるとゼーゼーして咳が止まらなくなり、ひどい場合は夜も寝ていられないこともあります。
ペットボトル温灸で、アレルギー体質を改善していきましょう。後頭部や肩甲骨の間(大椎あたり)は免疫力をあげて喘息やアトピーに効果があります。ここを数回、「アチッ」と温めてください。咳や痰を和らげ呼吸を楽にするために、前胸部(中府あたり)も数回、「アチッ」と温めるとよいです。急に咳き込んだときは、腕の外側(孔最あたり)をチョンチョンと温めてあげてください。
生活改善としては、食べさせ過ぎないこと。食べ過ぎると胃が膨張して発作誘発の引き金となることも。また、自然の中でノビノビと遊ばせることもよいです。ストレス発散にもなりますし、体力もつきますから。冷たい飲食物は体力低下の原因となりますから、控え目にいたしましょう。
首の後ろを温めるときは、子供とだっこした状態でしてあげると温灸がやり易いです。前胸部を温めるときは、子供を後ろから抱いてするといいでしょう(o^^o)
子供とスキンシップをとりながら、母心をお子様に渡してあげるような気持で、温灸を。
もし、子供が動き回って、うまくできないようでしたら、先ほどの場所をさすってあげるだけでも、大丈夫です。
☆特効部位 : 後頭部や肩甲骨の間(大椎あたり)
★常用部位 : 前胸部(中府あたり)、腕の外側(孔最あたり)
『ペットボトル温灸』の特徴は、
①火を使わない
②煙が出ない
③どの部位でも一人でできる
④簡単に温める場所を変えられる
⑤広範囲を温められる
⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使う「せんねん灸」に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。
まさに、子供向けのお灸であると思います。
お子様にやってみて、どうしてもうまく受けてくれないと言う方は、一度当院へお越し下さいませ。 コツをお伝えしますね。
次のテーマは、『関節リウマチ』対策のお灸です♪
<ペットボトル温灸①>
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。