~ 温灸の心は、母心。親子でスキンシップしながら温めましょう ~
はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも「ペットボトルして、して~ (o^^o)」とおねだりされます♪
今回は、『夜尿症』にオススメするペットボトル温灸法をご紹介いたします。
4歳を過ぎても夜におしっこをしてしまう症状を夜尿症といいますが、一般に12歳くらいまでには自然と治ります。手足が冷たいなどの症状があったりします。
ペットボトルの角を使って、腰や仙骨部を「アチッ」と数回温めて下さい。次に、下腹部(おへその下)を2~3回、「アチッ」と温めれば、大丈夫です。
夜尿症になる原因としては、冷えや精神的ストレスがあります。
そこで先ずは、子供をしからないことが重要です。夜尿症で一番つらい思いをしているのは、お子様自身。いかんせん、意識のない寝ているときに起こるので、自分の意思で努力することができませんから。むしろ、「でかした!」とほめるくらいの余裕をもってもよいでしょう。
次に、冷たい飲食物や冷やす作用のある飲食物(砂糖たっぷり系)は、極力、控えてください。子供は欲しがるかと思いますが、ここは親のがんばりどころです。
腰や仙骨部を温めるときは、子供とだっこした状態でしてあげると温灸がやり易いです。下腹部をするときは、子供を後ろから抱いてするといいでしょう。子供とスキンシップをとりながら、母心をお子様に渡してあげるような気持で、温灸を(o^^o)
もし、子供が動き回って、うまくできないようでしたら、先ほどの場所をさすってあげるだけでも、大丈夫です。
☆特効部位 : 腰部、仙骨部
★常用部位 : 下腹部
『ペットボトル温灸』の特徴は、
①火を使わない
②煙が出ない
③どの部位でも一人でできる
④簡単に温める場所を変えられる
⑤広範囲を温められる
⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使う「せんねん灸」に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。
まさに、子供向けのお灸であると思います。 お子様にやってみて、どうしてもうまく受けてくれないと言う方は、一度当院へお越し下さいませ。 コツをお伝えしますね。
次のテーマは、『小児喘息』対策のお灸です♪
<ペットボトル温灸①>
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。