月別アーカイブ: 2015年10月

☆★☆ 『自律神経失調症』に効果があるお灸のツボ ☆★☆

~ 鍼灸治療+自宅で温灸するとよいですよ ~

 はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
    「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも「ペットボトルして、して~ (o^^o)」とおねだりされます♪
今回は、そのペットボトル温灸を使った『自律神経失調症』に効果のあるツボをご紹介いたします。
なお、鍼灸治療と併用することをオススメいたします。 

足裏の「足心」は、自律神経に働きかけて、過度な緊張を和らげてくれます。そして、背中の「膈兪」「腎兪」で自律神経の働きを調整しましょう。腕の「曲池」は、自律神経のバランスをよくする働きがあるので、ここもオススメです。
慢性的に胃がシクシク痛むなら、自律神経を整えて痛みを和らげ、胃腸の働きを正常に戻す中脘」も使いましょう。 

  ☆特効穴 : 足心、膈兪、腎兪、曲池
  ★常用穴 : 中脘(胃痛がある場合)

『ペットボトル温灸』の特徴は、
 ①火を使わない
 ②煙が出ない
 ③どの部位でも一人でできる
 ④簡単に温める場所を変えられる
 ⑤広範囲を温められる
 ⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使うお灸に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。

 そうはいっても、いきなりペットボトル温灸をするのは不安と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、ぜひ、当院へ。
当院では、誰でもマスター「ペットボトル温灸教室」も開催しております。
一緒に楽しくワクワクと、温灸マスターになりましょう(o^^o)

 

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      <ペットボトル温灸> 
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。

☆★☆ 『耳鳴り・難聴』に効果があるお灸のツボ ☆★☆

 ~ 軽い耳鳴り、難聴なら、ぜひお試しくださいませ ~

はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
    「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも「ペットボトルして、して~ (o^^o)」とおねだりされます♪
今回は、そのペットボトル温灸を使った『耳鳴り』『難聴』にオススメするツボをご紹介いたします。

耳鳴り、難聴は、腎の臓の病といわれるくらいですので、背中にある兪穴である『腎兪』が効きます。また、耳鳴り、難聴に効く合水穴に属する腎経のツボ、『陰谷』(膝裏にある)も、効きます。
三焦経は、目や耳を司る経絡ですので、それに属するツボも有効です。難聴なら郄穴の『会宗』、耳鳴りなら経穴の『外関』をそれぞれ、使い分けてくださいね。

  ☆特効穴 : 腎兪、陰谷
  ★常用穴 : 会宗(難聴)、外関(耳鳴り)

『ペットボトル温灸』の特徴は、
 ①火を使わない
 ②煙が出ない
 ③どの部位でも一人でできる
 ④簡単に温める場所を変えられる
 ⑤広範囲を温められる
 ⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使うお灸に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。

そうはいっても、いきなりペットボトル温灸をするのは不安と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、ぜひ、当院へ。
当院では、誰でもマスター「ペットボトル温灸教室」も開催しております。
一緒に楽しくワクワクと、温灸マスターになりましょう(o^^o)

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<ペットボトル温灸> 
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。

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中医学からみた風邪

ここ最近、風邪で御来院される方が増えてまいりました。
そこで、中医学からみた風邪について、ご紹介したいと思います。 

西洋医学が、ウイルスに目を向けて風邪をとらえているのに対し、中医学では、身体の状態、身体をとりまく外部環境という点から風邪を考えています。 

中医学では、風邪を「ふうじゃ」と読みます。外から人体を侵す邪気のことを「外邪」といい、その外邪には六種類あり、六淫と呼ばれています。風邪はその一つで、風の性質をもつ邪です。身体を守っている「衛氣」が弱ると、簡単に外邪に侵入されます。

<<素問・風論編>>には、「風邪は百病の長」であり、六淫のなかでは長として、他の六淫と合体していたる所に邪を運ぶ性質を持つと述べられています。 例えば、「湿邪」が加わった『風湿邪』では、体が重く、痰があり、慢性化しやすいです。「寒邪」が加わった『風寒邪』では、悪寒がし、喉が痒くなり、水のような鼻水がでてきます。「火邪」が加わった『風熱邪』では、悪寒よりも発熱が激しくなり、喉が痛くなり、黄色く粘りのある鼻水が出てきます。

「風邪は百病の長」を風邪をこじらすと他の病気を誘発してしまうという意味で使われる方も多いです。 しかし、元々の意味は、風邪と共にもれなく他の外邪(六淫)と結びついて、より複雑な病症になりますよ、ということを指しています。 

そうそう、風邪の引き始めと峠を越した回復期、それぞれの養生法を【ペットボトル温灸】シリーズでご紹介していきますね。 ご期待あれ~(o^^o)

cacao

▲▽▲ 一人一人の体質と食材の相性 『ココア(チョコレート)』編 ▲▽▲ 

今回は、僕も大好きな『ココア(チョコレート)』についてのお話しです。

まずは、中医栄養学と現代栄養学、それそれからみた作用をあげてみます。 

●中医栄養学からみた作用●
  ・強身 (身体を丈夫にする)
  ・利尿 (尿を出やすくする)

●現代栄養学からみた作用●
  ・精神安定 
  ・動脈硬化予防
  ・整腸
  ・老化防止

原産のカカオの実の原産は、南アフリカの熱帯地域。その実を煮詰めて、カカオバターを取り除いて粉末にしたのが、市販されている粉です。

ココアは砂糖を加えないと苦くて飲みづらく、チョコレートはカカオバターが含まれている分、更に脂肪が多いので食後の胃もたれ、胸焼けを起こしやすいので、胃腸が弱い「気血両虚」の方は控えた方がよいです。また、ココアは気を上昇させる性質があるので、もともとのぼせがある「肝陽亢進」の方や、微熱のある「陰虚」の方にも当然オススメできません。消化不良があり胸焼けなどの症状がある「食積痰湿」の方も、ココアを摂取すると更に症状を悪化させてしまうので、控えめにしたほうがよいです。

「陽虚」で冷え症の方にはオススメです。血圧が低い人は、朝、少しココアを飲んで、血圧を高め、気力を高めるのにオススメですよ。 

皆さま、それぞれで、体質が違います。「みんなが食べてるから、私も食べる」と思わずに、今の自分の身体に合った食べ物を摂り、上手に食べ物の特性を活かし、健やかな日常を気付いて参りましょう♪