月別アーカイブ: 2015年9月

☆★☆ 『中耳炎』に効果があるお灸のツボ ☆★☆

~ 耳の下のリンパも流しましょう ~

はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
    「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも「ペットボトルして、して~ (o^^o)」とおねだりされます♪
今回は、そのペットボトル温灸を使った『中耳炎』にオススメするツボをご紹介いたします。

三焦経に属し、耳の前にある『耳門』が、中耳炎の特効穴です。また、中耳炎になってしまうと、耳の下のリンパが腫れることがあります。東洋医学では、リンパは三焦であると考えられていますので、三焦経に属する耳門を温めることによって、リンパの腫れを防ぐ、または腫れてしまった場合、軽減する効果もあります。

また、風邪を引いて耳に詰まった感じがあるときに耳門を温めると症状が軽くなります。中耳炎が慢性化してしまったり、治ったけれども耳だれが残っている場合も耳門を温め続けると軽減につながります。
原因不明のメニエール病も、耳門一つで軽減される場合があります。

  ☆特効穴 : 耳門

ありがとうの感謝の気持ちで、耳の前を温めましょう。

『ペットボトル温灸』の特徴は、
 ①火を使わない
 ②煙が出ない
 ③どの部位でも一人でできる
 ④簡単に温める場所を変えられる
 ⑤広範囲を温められる
 ⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使うお灸に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。

そうはいっても、いきなりペットボトル温灸をするのは不安と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、ぜひ、当院へ。
当院では、誰でもマスター「ペットボトル温灸教室」も開催しております。
一緒に楽しくワクワクと、温灸マスターになりましょう(o^^o)

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                     <ペットボトル温灸> 
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。

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▲▽▲ 一人一人の体質と食材の相性 『緑茶』編 ▲▽▲ 

今回は、カテキンたっぷりの『緑茶』についてのお話しです。 

緑茶は、お茶の中では抗酸化作用が強いお茶。
 ・血圧を下げる作用
 ・造血機能を促す作用
 ・ガン細胞の増殖を抑える作用
 ・抗菌作用
 ・血中コレステロールを減らす作用
 ・利尿作用
などなどの作用が取り上げられています。

では、東洋医学からみるとどうなのか?
緑茶は冷やす作用の「寒性」で、甘みと苦みがあります。詳しくは後に述べますが、その「寒性」は加熱しても変わりません。胃腸の弱い「気血両虚」の方は、胃腸を冷やしてさらに胃腸の働きが鈍くなりやすくなります。
体内に余分な水分が溜まっている「食積痰湿」の方は胃腸を冷やし、水分を体内に留める「収」の作用により飲んだ緑茶の水分がますます水分が溜まり、下腹部が太る原因にもなります。
冷え症のある「陽虚」の方は、緑茶を飲むとさらに冷やしてしまうので、「温性」の紅茶をオススメいたします。
上にあがった氣を下に降ろす「降」の作用があるので、気がのぼせやすい「肝陽亢進」の方には、非常にオススメです。 

緑茶が「寒性」だったのなら、温めて飲めば大丈夫という質問を時々、受けます。 たしかに、胃に入った瞬間はその熱で胃を温めています。 しかし、胃から身体の中に吸収されてしまえば、「寒性」が働くので、冷やすことになります。 温めで飲んでも、その時だけなんですね(^^;) 性質そのものは、変わらないんです。
例えるなら、僕は男性です。たとえ、どんなに女装し、見た目が限りなく女性だったとしても、男性は男性。 性別は変わらない。それと同じです。

余談ですが、医院長はサラリーマン時代、忘年会の余興で、MAXの女装をして、300人くらいの前で、「トラトラトラ」を踊りました。しかも、お笑いなしのガチダンス!
その時のウィッグは、まだ大切に保管しております(笑)

女装もこなせる鍼灸師からでした<(_ _)>

☆★☆ お子様の『アレルギー性鼻炎』に効果があるお灸のツボ ☆★☆

~ 胃腸を元気にして、根っこから解決 ~

 はい、最近はやりの健康法といったら、これ。
    「ペットボトル温灸」!!!
そのお手軽さから、ご家庭のお手当法として大人気。
子供からも「ペットボトルして、して~ (o^^o)」とおねだりされます♪
今回は、そのペットボトル温灸を使った『お子様のアレルギー性鼻炎』にオススメするツボをご紹介いたします。 

鼻炎は、『首や肩』『眉間の印堂から前額部の上星あたりのライン』をゆっくり温めてください。また、手の『合谷』も鼻水、鼻づまりに有効なので、追加で温めてもよいでしょう。
そして、ここからが重要です。アレルギー性鼻炎の場合は、体質改善が必須です『肩甲骨から腰の背骨周辺』『おへそ』を温めて、胃腸を元気にしていきましょう。 

  ☆特効穴 : 首や肩周辺、印堂から上星辺り
     ★常用穴 : 肩甲骨から腰の背骨周辺、おへそ、合谷

お母様。
無理に温めようとすると、子供は温灸を受けてくれなくなる可能性があります。
体質改善なので、スキンシップの一貫と思って、根気よく、のんびり、じっくり、ボチボチとお子様の胃腸を温めてくださいませ(^^) 

『ペットボトル温灸』の特徴は、
 ①火を使わない
 ②煙が出ない
 ③どの部位でも一人でできる
 ④簡単に温める場所を変えられる
 ⑤広範囲を温められる
 ⑥「お湯」と「ペットボトル」だけ用意すればよい
などがあり、火を使うお灸に比べると、すごくお手軽にできるお灸です。 

そうはいっても、いきなりペットボトル温灸をするのは不安と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、ぜひ、当院へ。
当院では、誰でもマスター「ペットボトル温灸教室」も開催しております。
一緒に楽しくワクワクと、温灸マスターになりましょう(o^^o) 

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                     <ペットボトル温灸>
*写真は、イメージ図です。特効穴や常用穴の位置を示すものではございません。

豆乳

▲▽▲ 一人一人の体質と食材の相性 『豆乳』編 ▲▽▲ 

今回は、健康食として、なんやかんやと注目されがちな『豆乳』についてのお話しです。

豆乳は身体を冷やす「涼」の性質を持ち、肝の余分な熱を下げ、肝機能の回復を助けます。この性質の作用で、肝にこもった余分な熱がありのぼせやすい「肝陽上亢」証で肝炎や高血圧のある方には、非常によいでしょう。

「涼性」作用と補血作用により「陰虚」証で微熱のある方、ご年配の方で熱っぽくのぼせやすい方、牛乳を飲むと下痢しやすい方には、豆乳を毎日少しずつ飲むとよいでしょう。

ただし、粘膜や肌を潤す「潤性」「涼性」を持つ豆乳は、日頃から胃腸が冷えている「陽虚」の方、胃腸が弱く下痢をしやすい「気血両虚」の方には、おすすめできません。また、もともとお腹が張りやすく胃が重たい「食積痰湿」の方も、ますますお腹が張る原因になるので控えめに、飲んでいただければと思います。

豆乳が健康にいいと言われていますが、それは豆乳の性質とその人の体質の相性がよい場合のみです。上記のとおり、冷えてる方が飲まれると、ますます冷えます。
周りの評判に流されず、今の自分の体質を知り、豆乳と相性がよいかどうか判断してから、美味しくいただきましょう。

ちなみに、私は、健康にいいからと、冬でも毎日1リットル飲み、しかも、常温だと不味いからキンキンに冷やして飲んでおりました(笑)
当然、お腹もキンキンに冷えておりました(^^;)
もちろん、鍼灸師になる前のお話しですよ~。

 

◆◇◆ 夏に冷やした胃腸をそろそろ温めましょう ◆◇◆

日ましに秋めくこのごろ、皆さま、体調は大丈夫ですか。そろそろ、夏のお疲れが身体に出始めるころです。

今回は、たまには鍼灸師らしく食べ物について語ります(笑)

子供が大好きなジュース、一般に冷蔵庫に保存されており、子供が帰宅すると直ぐに冷蔵庫を開け、キンキンに冷えたジュースをゴクゴク飲むという光景が思い浮かばれます。特に夏の暑い日は一気に飲みたいものです。

しかし、夏は発汗や体温調整のために血液は他の季節よりも体表に流れており、胃腸には血液が少なくなって、虚血状態になりやすいです。この状態で、冷たい物を大量に飲むと、さらに胃腸の粘膜を薄くさせ、粘膜の炎症を引き起こしやすくし、胃の痛み、食欲不振、口内炎などの症状が現れます。

僕も子供の頃の夏には、冷たい麦茶をガブ飲みし、よく口内炎を起こしてました(^^;)

子供の胃腸は、食べ物の消化吸収だけではなく、ビタミン合成や免疫力をつけるため、発育のために重要な役割を果たします。これからの季節、ますます寒くなってきます。夏で冷やした胃腸に、ますます冷えが入る可能性があります。
胃腸が冷えると、発育に不利になるので、冷やさないように心がけましょう。
一番よいのは、お白湯を飲ますことですが、まず子供は飲みませんからね。
夜寝るときは窓をしめるとか、腹巻きをさせるとかで大丈夫です。

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