冷え症は、よく運動して「血流」をよくするより、「氣」を動かした方が早く改善します。 それでは、その理由をご紹介いたしますね。
東洋医学では必ず耳にする「陰陽論」。これは、あらゆる物事が事象を、対立または相互に制約しある二つの側面からとたえた考え方で、例えば、上と下、右と左、天と地、動と静、昼と夜、明と暗、熱と寒、男と女など、例をあげればきりがないほどあります。
陰陽は相互に対立または制約、つまり相互に依存しており、その相互関係は人体を構成し生命活動を維持している源である「氣」と「血」の関係についてもいえます。「氣」は陽に属し、「血」は陰に属します。そして、陽は変化が早い性質であり、陰は変化が遅い性質をもっています。
つまり、身体の変化を早く起こしたいなら、変化の遅い性質の陰に属する「血」ではなく、変化の早い性質の陽に属する「氣」を動かした方がよいということになります。身体を健全な方向に早くもっていきたいなら、氣を動かしたほうが近道という考え方です。
冷え症を始め、慢性的な肩こりや腰痛も、血より氣を動かしたほうが、早く効きますよ(^^)
そこで、氣をコントロールする療法としては、経穴に鍼やお灸を使う鍼灸治療や、気功があります。
法律上、鍼灸師の資格がなくても、自分の身体に鍼やお灸をすることは問題ありまぜん。が、しかし、鍼灸治療は、高度な知識と技術、衛生の管理が要求されます。
セルフケアで、お悩みの症状を改善されたいなら、鍼灸治療より安全で、お金もかからず、身体一つで手軽に始められる『気功』をオススメいたします。
とはいえ、緊急外科的治療が必要とされるものや、エボラ出血熱などの人の自然治癒力以上に強力なものに侵された場合は、すぐに病院へ直行して下さいませ。